「ええなも!」 名古屋の街をいろどる公共交通機関

暑い日が続いていますが、夏季休暇のご予定はお決まりですか?
帰省時に、慣れ親しんだ故郷の公共交通機関を目にすると、「帰ってきたんだなぁ。」とホッとすることも。
また、旅先で利用した電車やバスが、思い出の一枚としてアルバムを飾ることもあると思います。
もちろん名古屋の街にも、地域の生活に密着した、魅力的な乗り物がありますよ!

開業120周年を迎えた名古屋鉄道の“赤い”車両

名鉄 

日本で二番目の電気鉄道を開業した名古屋鉄道。
通称:名鉄(めいてつ)は、名古屋市を中心として、愛知・岐阜両県下にまたがる路線があります。
“名鉄電車”といえば【赤色】を連想するのは、通勤・通学用に使われている大半の車両が【赤色】のため。

名鉄

そして、2階に運転台のある日本初の前面展望車両“パノラマカー”が【赤色】だったということも理由のひとつでしょう。
私も一度だけ、運転台下の1階先頭車両に乗ったことがあるのですが、なんとも優雅な気分になったものです。
名鉄の代名詞ともいえるパノラマカーは、2009年に完全引退しましたが、現在も全国の鉄ちゃん・鉄子さんから愛されています。

今年10月“イタリアンカラー”のトリノラッピング市バスが走る

トリノラッピング市バス

名古屋の姉妹都市であるイタリアのトリノ市。
名古屋市交通局主催で、「トリノ市の学生がデザインした“ラッピング市バス”を、人気投票で選んで走らせちゃお~!」のプロジェクトがありました。
(※こんな軽いノリではありませんが、主旨は上記のとおりです。)
そして、一カ月間の投票期間を経て、8作品の中から1位に選ばれたのがこちら!

トリノラッピング市バス

イタリア国旗の【緑・白・赤】がバランスよく生かされたデザインで、明るくカラフルです。
秋が深まった街に、ラッピング市バスが走っているのを想像すると、今からワクワクします。

日本一遅くまで走る“シルバー×イエローライン”の地下鉄

名古屋市営地下鉄 

名古屋市営地下鉄は現在6路線あり、7月4日から最も利用客の多い“東山線”の終電が延長されました。
これにより、金曜日と祝日前日の終点は午前1時15分着となり、国内で最も遅くまで走る地下鉄となりました(エヘン(*^^)v)。
名古屋の地下鉄は無塗装の車両【シルバー】×【黄色・水色・ピンク色】など、各線のラインカラーが入っています。

路線図や乗車位置看板の色

今年、環状運転開始から10周年を迎えた“名城線”は【紫色】。
路線図や乗車位置看板の色は、ラインカラーに対応していますので、時には駅構内や車内を、じっくり観察してみるのも楽しいかもしれません。
見慣れた風景の一部になっていた公共交通機関を、改めて見直してみると、やっぱり「ええなも!」(名古屋弁で「いいですね!」)

ナモ締めちなみに先月、【名古屋ナモ締めプロジェクト】のお披露目がありました。
宴会やお祝いの席などを締めくくる「手締め」(掛け声や手拍子)の名古屋版だそうです。
帰省や出張で名古屋へお越しの際には、まだ市民権を得ていないこの『名古屋ナモ締め』で、話題をさらってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

宇都小百合

ライター:宇都小百合
【資格など】ベースカラー診断士・パーソナルカラーアナリスト・NPO法人色彩生涯教育協会 認定講師、華道家元池坊いけ花教授免許、日本ほめる達人協会認定講師

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