名古屋の残暑を色で涼む 名古屋テレビ塔~光の万華鏡~

2話目は、名古屋テレビ塔~光の万華鏡~です。

1話目を読まれていない方は、「アートアクアリウム展 ~名古屋・金魚の雅~」へ

名古屋テレビ塔~光の万華鏡~

初回のコラム「名古屋といえば…?有名な『人・食・物』との色コイ話」で取り上げた『名古屋テレビ塔』60周年記念イベントのひとつ。
展望料金のみで、日本夜景遺産に認定された“名古屋の夜景”と“音と光のショー”まで満喫できる、お得な企画です。

名古屋テレビ塔~光の万華鏡~

私が撮影に行った日は、美しい夏の夕焼けが一望できました。

夕焼けの美しい茜色、なぜ昼間の空は青いのに夕焼けは赤く見えるのでしょう。
理由は光の散乱と波長の違いです。
色は電磁波と呼ばれる波長の違いで、様々な色合いに変化しています。

昼間の青い空は、短波長の青色が大気層の粒に当たって青が反射(散乱)されているため、人は青に見えています。
日が沈む頃太陽からの距離が遠くなってしまうと、青の波長は短くて届かなくなりますが長波長の赤い色は遠くまで届きますので、夕焼けの空は赤に染まるように見えるのです。

太陽が西の地平線に沈んだ日没後に『光の万華鏡』は開演

名古屋テレビ塔~光の万華鏡~

心地よい風が感じられる、地上100mの屋外展望台:スカイバルコニーで、イルミネーションと特殊パネルを使った、万華鏡模様の光の空間が演出されています。

名古屋テレビ塔~光の万華鏡~

こちらは屋内の展望台:スカイデッキから「オアシス21」を撮ったモノ。
“水の宇宙船”と名づけられているだけあって、夜は宇宙との交信が可能になりそうな雰囲気です。

第一話「アートアクアリウム展 ~名古屋・金魚の雅~」に引き続き、こちらの記事も「人間の目に見える七色「青紫」」と「光」を効果的に使って、演出されていました。
アートを愛でながら“涼”を体感できた時間は、私の今夏の思い出となりました。

宇都小百合

ライター:宇都小百合
【資格など】ベースカラー診断士・パーソナルカラーアナリスト・NPO法人色彩生涯教育協会 認定講師、華道家元池坊いけ花教授免許、日本ほめる達人協会認定講師

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