田澤佳奈子・活動場所:横浜市栄区・JR大船駅周辺

田澤佳奈子私には誕生日が二日違いの従姉妹がいます。
お互いに家が横浜で近いこともあり、彼女とは小さいころから結婚するまで本当の姉妹のように育ちました。
そんな彼女が二十歳を過ぎたころ辺りから心の病に罹ってしまったのです。
通院や入院を繰り返し、ようやく回復し、結婚し子供が出来たこと、自分のことのように彼女の幸せを喜びました。
でも様々な事があり、今彼女は横浜とは遠く離れた地で一人で暮らしています。

今私が彼女に出来ることは、私が今までのカラー活動を通じて得られた様々な気づきや体験から、彼女に自信を持ってもらえるような語りかけをしたり、彼女の心の叫びを聞き共感したり、子供の頃の思い出話をし笑い転げたり、時には私が落ち込んでいる時は彼女に励ましてもらったり。

なんとか彼女に少しでも元気になってもらいたい、彼女の役にたちたい。
そんな風に思えるようになったのも、私が今までカラー活動をしてきた中で、自分の心に変化があったからだと思います。
「彼女を元気にしたい」その思いが、ささやかながら今の私のカラー活動です。

 

私は上海でカラーを学んで日本に帰国してから、人と接する仕事がしたい、おもてなしを学び実践出来る仕事をしたいと思うようになりました。
今は大手ハウスメーカーで受付としてパートタイムで働いております。
そこで多くの方と接しているうち、もっと心を込めたおもてなしをするにはどうすればいいかと思うようになり、国際儀礼、世界標準マナーであるプロトコールマナーの講座に通い始めました。
始めは自分の為にマナーを学ぶと思っていたのですが、マナーというものはお相手に対しての敬いや心遣い、お相手に恥をかかせない、思いやりの心だと教えて頂きました。

そして人と接する中でまず頭に置いておきたい事、それは人というものは「自分が一番大事」だという事でした。
これは私なりの解釈なのですが、人間って自分の事を大事に思って接してくれる相手の事に好意を持ちますよね。
男性女性問わずに。
相手を一番大事と思って接すると、相手も自分の事を好きになってくれる。
そうする事によってお互いに心地よい人間関係が築かれる。
マナーとは自分を良く見せさせるものではなく、思いやりの心で人間関係を良くするものだったのです。

そしてそれはカラー診断とも共通するものでした。
カラー診断もベースの異なるドレープを使い、見比べ、その人の良さを見つけていきます。
まずは1対1の関係で診断しますから、診断士は「あなたの事が一番大事」と思って診断しなければお客様の良さを引き出せません。
私はプロトコールマナーを学んで、改めてカラー診断の深いところに気がつく事ができたのでした。
カラー診断は単なる似合う色を見つけて綺麗になりましょう、というだけのものではなく、カラー診断によって相手の良さに気付き相手を好きになり、より人間関係が良くなっていく。
そんな事に気づかされ、今は会社でも更に良いおもてなしが出来るように日々考え反省しながら仕事をしております。(毎日反省だらけですが)
そのような経験を今度はクリエイティブプロジェクトでお客様に還元させて頂きたいと思っております。

 

どうしてカラーを仕事にしようと思ったのですか。

上海で「人には似合う色がある」という事を知り、そこからベースカラー診断士、パーソナルカラーアナリストの資格を取得し、さらにカラーの楽しさを人にも伝えたいと思いインストラクターの資格を取得しました。

まずは自分の似合う色を知って自分の外見から変わる事が出来たこと。似合う色のヘアカラーにして、似合う色のチークを付け、似合う色の服を身につけた時、顔色がパーっと明るくなったあの驚きは今でも忘れません。

でもそれ以上に、カラーを通じて得られた仲間、そしてその仲間から得た気づき。お客様に対する思いやりの心を学んだ事によって自分が成長できたことが、カラー活動を続けたいと思ったきっかけです。

 

この仕事をやって良かったと思うのはどんな時ですか。

やはり志の同じ仲間とイベントを立ち上げ、カラー診断を行い、お客様に「楽しかったです」と言って頂けた時は嬉しいです。

 

これまでの仕事の中で感動したエピソードはありますか。

先にも書きましたが、私の従姉妹が「佳奈ちゃんと話していると元気になれる」「私も一歩踏み出してみるね。」と言って、少しずつですが社会に出ようという気持ちになってくれたことです。

彼女は「いつも私の話を聞いてくれてありがとう」と言ってくれるのですが、私の方が彼女から色々な事を気づかさせてもらっていると思っています。

 

この先、どんな人に何をして差し上げたいですか。

おしゃれが楽しくない、自分にどんな色が似合うのか分からない、ついつい黒、紺、グレーなど無難な色ばかり買ってしまい、同じような服ばかりになってしまう。

そんな女性に、人には必ず似合う色があって、それを身につけることによって顔色がぱっと輝き、「私にはこんな素敵な色が似合うんだ」と自分に自信を持ってもらえる。そのような活動が出来たらと思っています。

そして似合う色を知った女性が、似合う色を知る→綺麗になる→自分に自信がつく→幸せな気持ちになる→幸せな気持ちが周りに伝わる→周りも幸せになる。

そんな素敵な輪が広がるといいなと思っています。

 

これからの具体的な夢・目標は何ですか。

まずは、この「クリエイティブプロジェクト」の仲間とイベントがしたいです。
あとは、若い高校生や大学生に自分に似合う色の知識や服装のマナーなどをお伝えしていきたいと思っています。
そのための第一歩として、「クリエイティブプロジェクト」が一人でも多くの人に知って頂けるよう、ホームページを見てくださった人に面白いサイトだなと思って頂けるような情報を発信して行きたいと思います。