リリー通信

尾張徳川家の美術品に陶酔!お宝満載の 『徳川美術館』

投稿日:2015年8月14日 更新日:

今春、刀剣を擬人化したゲームの人気で、徳川家康の名刀を目当てに若い女性が殺到したことで、メディアに取り上げられた『徳川美術館』。

美術鑑賞が好きで、隣の区に住みながらも一度も訪れたことがなかったのは…興味が持てなかったから。

そんな私を「来てよかった!」「名古屋の名所としてお薦めしたい!」の気持ちに変えた、美術館をご紹介します。

◆企画展示:対極の美「白と黒がおりなす世界」

尾張徳川家の美術品に陶酔!お宝満載の 『徳川美術館』

そもそも私が重い腰を上げたのは、徳川美術館で開催されていた企画展に魅かれたからでした。(7月26日終了)

歴史の知識は浅くとも、色に焦点を当てた収蔵品の展示方法により、興味を持って鑑賞できそうだと思ったからです。

◆たどったルート順にご案内

1.【黒門】

尾張徳川家の美術品に陶酔!お宝満載の 『徳川美術館』
1900年に完成した尾張徳川家邸宅の遺構。
歴史を感じる門をくぐると、美術館の正面入口が見えます。

2.【美術館入口】

尾張徳川家の美術品に陶酔!お宝満載の 『徳川美術館』
尾張徳川家の重宝=国宝9件・重要文化財59件を含む、歴代の遺愛品や実際に家族が使用した「大名道具」が、約一万件収蔵されています。
(もちろん知りませんでした(・_・;))

3.【玄関ホール】

尾張徳川家の美術品に陶酔!お宝満載の 『徳川美術館』

館内で写真撮影が許されたのは、ホールでの1枚だけ。
「余は、無念じゃ~!」

4.【展示室1~9】

展示室にはそれぞれテーマがあり、武具や刀剣、大名の贅沢な身の回り品の展示だけでなく、名古屋城二の丸御殿にあった、茶室や能舞台が圧倒的なスケールで復元されています。

尾張徳川家の美術品に陶酔!お宝満載の 『徳川美術館』

私のお目当ての企画展は、『白×黒』にスポットをあてた、水墨画・茶碗・武具・楽器・着物・化粧品など多種にわたって展示されていました。
しかし、「えっ~!これが白?黒?」と首をかしげてしまうような作品もありました。

それもそのはず、年月を経て退色してしまったという理由だけではなく、植物や鉱山からの限られた染色方法が使われていた時代だからです。
現代のように純度の高い白や黒には到底ならなかった。

尾張徳川家の美術品に陶酔!お宝満載の 『徳川美術館』

会場には、江戸時代に使用されていた白と黒の伝統色の紹介や、染色に使った木の実や鉱物が展示されていました。

特に印象に残ったのは、白×黒のコントラストを表わす水墨画で、狩野探幽らの名作がありました。
中国から輸入された墨は、唐墨とよばれ“青み”があること。
国産の墨は和墨とよばれ“黄み”があるなども、興味深かったです。

そして、江戸時代の化粧品もまたしかり。

尾張徳川家の美術品に陶酔!お宝満載の 『徳川美術館』

『白・黒・紅』が三色美とされた時代、白い肌と黒い髪+小さく紅で彩るのが江戸美人の象徴となっていたようです。
結婚した女性が使っていた“お歯黒セット”や、肌を白く見せるための“白粉”も展示されていました。
江戸時代には鉛の入った“鉛白粉”の使用で、中毒症状が出る人もいたそうで、美しくなるために命を危険にさらす事があるのは、昔も今も変わらないようです。

5.【徳川園】

尾張徳川家の美術品に陶酔!お宝満載の 『徳川美術館』

徳川美術館に隣接する、尾張徳川家の邸宅跡にある池泉回遊式の日本庭園です。
緑あふれる園内には、滝あり池あり、季節の花々ありと、真夏の散策でも清々しい気持ちになりました。

尾張徳川家の美術品に陶酔!お宝満載の 『徳川美術館』

私が訪れた日は入園者に和傘の貸出しが行われていて、「龍仙湖」と名付けられた場所に、和傘が広げられていました。
色とりどりで絵になります。

6.【美術館・徳川園を後に】

尾張徳川家の美術品に陶酔!お宝満載の 『徳川美術館』

地下鉄へのアクセスが若干不便な立地にあるのが残念。
しかし、名古屋市内の名所を周遊する、なごや観光ルートバス『メーグル』の停留所になっています。
私はバスに初乗車して、観光気分を味わいながら家路につきました。

 

◆まとめ

美術館の展示作品は撮影が禁止となっていたので、ぜひ実物をご自身の目で堪能して下さい♪。
大名道具と言っても、尾張徳川家で代々使われていた物ばかりで、超一級品!
当時の名工が技を競って献上した、道具というよりは、ため息が出るほど繊細な美術品です。

現在、徳川美術館では、家康没後400年を記念した特別展が開催されています。(2015年8月1日~9月13日)
国宝の刀剣や、家康が実際に履いたとみられる足袋、ふんどしの切れ端が展示されているそうです。
※参考『徳川美術館

宇都小百合ライター:宇都小百合
【資格など】ベースカラー診断士・パーソナルカラーアナリスト・NPO法人色彩生涯教育協会 認定講師、華道家元池坊いけ花教授免許、日本ほめる達人協会認定講師(プロフィールページへ

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